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新年のつどい

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今年最初の記事では、日本在住ベトナム人協会様が毎年開催している新年のつどい(Hội Xuân)をレポートしたします。この新年会は神奈川県藤沢市のカトリック藤沢教会で30年以上に渡って開催されており、普段は離れて暮らす在日ベトナム人の方々が年1度、一堂に会して同胞との絆を維持すると共に、地域の日本人との交流の場となってきました。


(暴力革命前の)ベトナム国旗の祭壇前で開会式が執り行われます。


以下、会を主催された日本在住ベトナム人協会会長 グェン・フォン・カィン氏の開会のお言葉です。
 毎年のようにこの場をお貸しいただき誠にありがとうございます。我々難民がこのような活動をさせて頂いている事に非常に感謝いたします。 と同時に、(異国の地で)難民として新年を迎える事については、複雑な思いもございます。1975年以来43年間、独裁政権の下でベトナムという国には自由と民主主義の無い状況が続いております。 このような現状ですが、我々はベトナムの自由と民主主義について話し合うこのような新年会を、日本だけなく、むしろベトナムで行えるよう、一緒に頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 グェン・フォン・カィン氏

開会式の後は年長者から子供たちにお年玉をプレゼント!

しかし思ったより子供の数が少なかったので、残りは大人にもあげる事に。 皆さんウン十年ぶりのお年玉に大はしゃぎです。 僕もちゃっかり列に並んでお年玉もらっちゃいました(笑)

会場では関東各地のベトナム人コミュニティ―が集まり、 様々な手作りベトナム正月料理を販売しています。




僕は友人のところでチェー(お汁粉)売りをお手伝い


せっかくアオザイを着て行ったので、 ベトナム国旗の祭壇の前で記念撮影。 すごいお正月感のある絵になりました😚

【続報】美作市ホーチミン空間問題

前記事『美作市のホーチミン像問題』 
岡山県美作市が市営博物館に設置した『ホーチミン空間』なる展示に世界中のベトナム人から批判が集まっている事をお伝えしましたが、今月に入り、日本在住ベトナム人協会も、ホーチミン空間の撤去を求め市長および市議会議員へ送付する請願書へのウェブ署名運動を開始しました。

Change.org: 美作市作東芸術文化博物館のホー・チ・ミン像撤去に関する請願書

美作市作東芸術文化博物館のホー・チ・ミン像撤去に関する請願書 美作市長 萩原誠司様  美作市議会議員の皆様 美作市民の皆様  私たち日本在住ベトナム人協会は、美作市にある作東芸術文化博物館でのホー・チ・ミン像設置計画に反対しています。  博物館など公共の文化空間は、一般市民らに認められる普遍的価値を有する芸術作品のみの設置が相応しいと思うからです。  当市出身の剣豪・宮本武蔵は、武術のみならず、著書『五輪書』にみられるオリンピックに通じる精神性の高さで後世の私たちに大きな影響を与えています。偉人・宮本武蔵像の建立であれば十分、納得できますし、皆が誇りを持って喜んで見学に訪れるでしょう。 しかし、ベトナム人のホー・チ・ミンをよく知る私たち在日ベトナム人は、彼の像の建立によって美作市民の皆様に多くの誤解を与え、長年築いてこられた貴市の文化的遺産の価値を劣化させてしまうと確信しています。  ホー・チ・ミンの実像は宮本武蔵とは全くかけ離れた独裁者です。彼は、抗仏時代において民族主義的政党の要人多数を粛正・暗殺し、1950年代農地改革時代には2万人を惨殺、20万人を迫害しました。1968年のテト攻撃においては罪なき国民6000人以上を殺し、生き埋めにしたなど暴力と残虐な手段でベトナムに共産主義政権を作りました。その後の数え切れないボートピープル発生の惨状は、日本でも多く批判的に報道されてきたと思います。  私たちは、その原因を作ったホー・チ・ミンの非道を日本の皆様、そして美作市の皆様に忘れていただきたくありません。今日の日本とベトナムの協力関係の進展は、ホー・チ・ミンとは無関係です。日本のどこかの地に中国の毛沢東の像を建立する発想と似ていないでしょうか。  この請願書には、ベトナムの自由と平和の実現を応援している外国友人の他に、日本国政府、地方自治体、日本国民の皆様のご支援の下で日本に暮らし、働いているベトナム人及…

美作市のホーチミン像問題

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昨年11月、岡山県美作市が市の施設に設置したホーチミン像に、世界中から批判が殺到しています。

 もともと美作市では市内在住ベトナム人の増加に伴い、ベトナムとの交流事業を積極的に行っていました。
美作市: ベトナムとの交流
(http://www.city.mimasaka.lg.jp/soshiki/kikaku/eigyo/1479781338101.html)

 しかしその一方で、美作市は軽率にもベトナム政府が寄贈したホーチミン像を受け取り、あろうことか同市の運営する美作博物館に「ベトナム・ホーチミン空間」なる展示を、市民の税金を使って設置してしまいました。
ベトナム通信社: ホーチミン主席像 岡山県美作市に寄贈
(https://vietnam.vnanet.vn/japanese/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%9F%E3%83%B3%E4%B8%BB%E5%B8%AD%E5%83%8F-%E5%B2%A1%E5%B1%B1%E7%9C%8C%E7%BE%8E%E4%BD%9C%E5%B8%82%E3%81%AB%E5%AF%84%E8%B4%88/358583.html)


 外国の一政治家の像を市の公的な場所に設置する事については、美作市民の間でも疑問視され、市議会で質疑が行われるとともに、設置に反対する署名運動も美作市民によって行われました。
美作市政と私たち市民、そして 「 クボタ 」 の思い: ホー・チ・ミン 元主席像の設置反対署名活動について 
(http://yaburo3.seesaa.net/article/453909838.html)
 しかし美作市はホーチミン空間の設置を強行し、市民の冷たい目線の中、完成式典が執り行われました。


写真: Communist Party of Vietnam Online Newspaper (http://en.dangcongsan.vn/overseas-vietnamese/ho-chi-minh-statue-presented-to-japan-s-mimasaka-city-462923.html)

 そして、その事がメディアで報じられると、日本を含む世界各地の在外ベトナム人から、落胆と怒りの声が上がりました。
 特にTrân Trọng氏が美作市長に送付した意見書…

良心の囚人に捧げるクリスマス・チャリティー

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先日、日本で活動するベトナム人権活動グループ 青い海forベトナム(Aoi Umi for Vietnam)様、および世界最大の人権監視団体ヒューマンライツウォッチ様共催のクリスマス・チャリティー・パーティーにお招き頂きました。
 パーティーの収益は、ベトナム政府による非道な弾圧によって逮捕され、現在『政治犯』として投獄されている100名を超える人々、良心の囚人たちを支援し、その解放を働きかける活動に充てられます。



 彼ら良心の囚人の中には、著名なブロガーである『マザー・マッシュルーム』ことグエン・ゴック・ニュー・クイン(Nguyễn Ngọc Như Quỳnh)さんや、私の個人的な友人でもあるグエン・ベト・ズン(Nguyễn Viết Dũng)も含まれています。
 ズンは2015年に街路樹の保護を訴えるデモに参加したところ逮捕され、『公共秩序騒乱』で有罪判決を受けて12ヶ月間も投獄されました。さらに釈放後、ズンは2017年9月に『反国家宣伝』の疑いで再び逮捕され、現在は弁護士を付ける事も許されず裁判開始まで公安による厳しい取り調べ(という名の虐待)を受けています。

参照:BBCニュース (http://www.bbc.com/vietnamese/vietnam-41424498)


以下、主催の青い海forベトナム 水野ザカット氏による会式のお言葉です。
 “僭越ながら、青い海グループの代表として、今日のベトナムにおける人権活動家と、今現在、服役中である、人権活動家のためのチャリティ活動に対しまして、皆様のご参加を心より感謝を申し上げたいとと思います。  私たちは、この2017年、ベトナム政府から一部の国民への大きな弾圧、そして中部地方での海洋環境汚染、及び魚の大量死フォルモサ事件、また、土地をめぐる政府当局と住民が衝突したドン・タム事件、そして不正集金、BOT Cai Lay事件などを通じた国民の怒りの揺るぎない声を目撃したことをきっかけに、本日の議題とさせていただきました。  人権は人類共通の守るべき価値です。しかしながら、アメリカ政府の2016年のベトナムの人権に関する最新の報告書によると、「ベトナムで最も顕著な人権問題は、人々の政治的権利、特に自由かつ公的な投票権を厳格に禁止していることである。一般市民の会合と表現の自由の権利に対する制限、および…

第38回 日本定住難民のつどい

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11月12日(日)、新宿区新宿文化センターで開催された「日本定住難民のつどい」を観覧してきました。この催しは日本政府の委託で日本定住難民への支援を行うFWEAP(公益財団法人アジア福祉教育財団)が昭和57から毎年主催しているもので、今年で38回目を迎えます。
 私はこれまでこの式典に参加した事は無かったのですが、今回知人がステージでベトナム舞踊を披露するとの事で、勉強がてら行ってきました。


 式典には主催者のFWEAP理事長 藤原氏、共催の新宿区長を始め、来賓として法務省入国管理局長、外務省国連担当大使、国際連合難民高等弁務官事務所駐日代表が列席され、さらに安倍首相ら政府閣僚からの祝電が寄せられました。難民支援は国の事業だと知ってはいましたが、これほどの顔ぶれが揃う式典だとは思っていませんでした。
 来賓挨拶の後は、難民を雇用する企業や協力者への感謝状贈呈、模範難民定住者への表彰状授与がありました。まぁ、この辺は政府の建前的な話しか無いので、ほとんど聞き流してましたが。日本に住む1万人、そして世界に住む300万人のインドシナ難民の方々が「なぜ祖国から逃げ出さなければならなかったのか」「なぜ今も帰れないのか」につては一切触れる事はありません。あえて厳しい言い方をすれば、この式典は日本政府の人道支援を「自画自賛」するためのものです。もちろんこの支援は難民の方々に大いに役立っていると思いますが、同時に日本政府としては、経済的利益の為にはベトナム政府など難民を生みつづけた非人道的な恐怖政治体制とも友好関係を維持したいというのが本音な訳で、この難民問題の根本原因については触れたくないのでしょう。これは国家間の関係に関わる政治的な問題であり、単なるヒューマニズムだけで動く訳にはいかないというのは私にも理解はできますが、こういう式典で偉い人たちの演説を聞く度に、どうしても日本人が出来る事の限界と言うか虚しさを感じてしまいます。同時にその悔しさが、僕がこうしてブログを書いている原動力な訳でもありますが。


さて、式典の後はお待ちかねのアトラクションです!
(スマホのカメラをズーム最大にして撮ったので画質悪いです)

武蔵野中学高等学校マーチングバンド・チアリーディング部
在日チン民族協会 ミャンマー民族舞踊
カンボジアこども支援センター カンボジア民族舞踊
新宿区役所つつじ連 阿波…

ファム・ミン・ホアン教授

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ファム・ミン・ホアン(Phạm Minh Hoàng)氏は元ホーチミン工科大学教授で、2010年に学生への講義の中で人権に関する内容を扱っただけで警察に逮捕され、2017年6月にはベトナム共産党政府によって市民権を剥奪され、国外追放となった人物です。
 そのホアン教授が来日し、東京で講演会を行うという知らせを受け、私もお話を伺うため参加させて頂きました。2017年10月22日、東京都品川区で開催された講演会には約50名の在日ベトナム人の方々が集まり、ホアン教授が体験したベトナム共産党政府による理不尽極まる弾圧と、氏が語る未来のベトナムへの展望について皆真剣に耳を傾けていました。

(写真: Việt Tân tại Nhật)
(写真: Việt Tân tại Nhật)

【ファム・ミン・ホアン教授の来歴】  1955年、ベトナム・ブンタウに生まれる。ベトナム戦争の最中に少年時代を過ごし、1968年のテト攻勢では、軍のトラックから大量の遺体が下ろされるのを目撃する。また父と兄がベトナム共和国軍兵士として軍務についていたが、兄は戦闘で両目を失明する障害を負う。この経験から、ホアン氏は祖国ベトナムの平和と発展に対する強い想いを抱く。    1973年、18歳の時にフランス・パリに留学する。しかしフランス留学中の1975年4月30日、共産軍の侵攻にサイゴンが陥落し、ベトナム共和国政府が消滅する。これによってベトナム共和国政府発行のパスポートが無効となった事に加え、ベトナム政府がハノイの共産主義政権に取って代わられたことで、ホアン氏は帰国を諦めフランス国籍を取得する。以後ホアン氏は2000年まで、25年間フランスで応用力学の学者・教員として勤務する。その間、1982年に結成された国際的なベトナム民主化運動組織 ベトナム革新党(ベトタン / Việt Tân)に加入する。

 その後、2000年にベトナムへの帰国が叶い、ホアン氏は以後10年間ホーチミン工科大学で応用数学の教授を務める。ホアン教授はベトナムの未来を担う若者たちを育てる事が自分にできる祖国への貢献と考え、大学では政治活動は行わず、あくまで匿名で個人のブログを運営するに留めていた。ホアン教授は、学生たちと共に過ごしたこの10年間が自分の人生で最も充実した日々であったと語っている。
 しかし、その日々は突如終わ…

在日ベトナム人協会サマーキャンプ 1日目

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7月に在日ベトナム人の皆さんがお台場で行ったフォルモサ公害問題に抗議するハンガーストライキでご一緒させて頂いた際、他の参加者の方から、8月に毎年恒例のサマーキャンプがあるので来ませんか?とお誘い頂きました。という訳で、せっかくの機会なので僕も友人(日本生まれのベトナム人)と二人で1泊2日のキャンプに参加してきました。

このキャンプは在日ベトナム人協会(Hiệp Hội Người Việt tại Nhật)様が主催するサマーキャンプで、10年ほど前から東京都青梅市で毎年開催されています。遠い所では名古屋や大阪など日本各地から約100名の在日ベトナム人の皆さんが集まり、普段離れて暮らしている家族友人たちとの絆を深める会でもあります。
ちなみに、参加者100人のうち、日本人の参加者はおそらく僕を含めて3人。なので当日の司会進行は全てベトナム語で進められましたが、皆さん日本に住んでる方々なので日本語が通じますから、コミュニケーションには困りませんでした。


このキャンプは、在家仏教教団立正佼成会様のご厚意で、立正佼成会青梅練成道場をお借りして行われているため、施設には食堂や大浴場が完備されており、夜はビジターセンターで布団で寝る事が出来るなど、至りに尽くせりな環境です。 立正佼成会様は元々、ベトナム戦争中の1960年代からベトナム統一仏教会と共同で平和活動に取り組んでこられ、1975年の終戦後は、ベトナム共産党政権による弾圧から逃れボートピープルとして来日したベトナム難民の支援活動に尽力されました。その縁から、在日ベトナム人協会との友好は今日まで続いているそうです。

ベトナム戦争戦没者・戦後殉難者供養
このようにベトナム戦争と戦後の難民問題に長年携わった経緯から、キャンプの開催に際しては、立正佼成会会員の方々が、戦争や国外脱出・強制収容所などで犠牲となった数百万人のベトナム人への供養として、読経を捧げられました。 また2日間我々をお世話して下さった立正佼成会担当者の方は、当時のベトナム共和国(南ベトナム)ダラット郊外で建設が進められた水力発電用ダム ダニムダムに、設計工事を請け負った日本企業の職員として1965年から5年間も現地で工事に関わった方で、当時の貴重な体験を聞かせて頂く事が出来ました。中でもベトコンによるテロを警戒し、カンボジア軍(クメール国軍)の武装ヘリに…